なぜならば、管理コストが合わないから。
グループのプロジェクト管理ツールは、例えばガントチャートや関係性などまでにこだわったツールがある。そこで誰をアサインし、どれぐらいの工数をかかるか、そしてこのプロジェクトの子プロジェクトは何か、といったプロジェクトの階層化が行われるのが通例である。
グループのプロジェクト管理ツールはそれでよい。リソースは自分以外にもたんまりあり、管理すること自体が仕事の一環として認められている。
だが、個人のタスク管理ではそうもいかない。
Omnifocusを始めた話の中で、プロジェクトの階層化を行わない、というのが私のルールの中にあったが、これはプロジェクトの一覧性のこともあるが、管理コストが似合わないから、というのがもう一つの理由でもあったなと思い出した。
もちろん、内容によっては、明らかにプロジェクトとプロジェクトの関連性のあるものがある。それをつなげたい、関連付けたい、という気持ちは大いにある。が、階層化すると一気に全体のプロジェクトのボリュームがわからなくなり、結局のところ、このプロジェクトの次にするアクションは何か、というのがパッと見わからなくなってしまうのだ。
そうは言っても、魅力的なプロジェクト管理ツールを見つけると、個人で適用したくなるのが習性だ。githubでタスク管理やってます、とか見てると、ちょっと気持ちわかる。自分もgithub使ってたら、これでタスク管理すればよさげじゃないの?とか一瞬思ったからだ。それに昔私tracでタスク管理やって一週間もたたないうちに頓挫したことも思い出した。
こうやって昔取った杵柄がありつつも、同じ轍を踏んでいくのだろうなと思うのであった。